体の皮膚の構造をご存知でしょうか。
皮膚の最も外側にあるのが、0.2mmほどの薄さの表皮です。
そのすぐ下に角質層、さらに顆粒層、有棘層と続き、一番内側に基底層という構造で、皮膚が成り立っています。
基底層は、一層の基底細胞からできていて、新しい細胞が作られる場所です。
角質層は、角層と呼ばれることもあります。
角層の水分は、「皮脂膜」と天然保湿因子の「NMF」、「細胞間脂質」によって守られています。
細胞間脂質は、角層中の細胞と細胞の間に存在し、水分を保持するためのバリアの働きをする特殊な脂質成分です。
細胞間脂質成分の50%近くは、セラミドと呼ばれるスフィンゴ脂質によって占められます。
ですから、セラミドは、お肌の保湿と保護に、深く関わりを持つ成分です。
スキンケアには、欠かすことのできない大切な成分がセラミドなのです。
角層のセラミドは油成分の一種で、7種類の構造があります。
構造は、O、OH、HNの化学式で表され、油にも水にも馴染みやすい成分であることがわかります。
また、角層の間は、セラミド分子が一定方向に隙間なく並んで層を作り、層と層の間には、水が保持されています。
この構造が大きな特徴で、「ラメラ構造」と呼ばれます。
セラミドは、表皮細胞が角化するプロセスの中で作られる成分です。
老化によって生成量が減少すると、皮膚の乾燥の原因となります。
さらに、お肌を保護するためのバリア機能も衰えてしまいます。
セラミドに糖が結合した構造の物質は、「スフィンゴ糖脂質」と呼ばれます。
この物質中には、植物から抽出できるグルコシルセラミドと、馬の脊髄などから抽出できるガラクトシルセラミドという物質があります。
ところが、天然成分のセラミドは、とても高価なのです。
そこで、毎日のスキンケアにたっぷり使えるようにと、花王は、分子構造を研究して、「セラミド機能成分」の合成に成功しました。
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