皮膚トラブルの最も大きな原因は、乾燥だと言われています。
角質層の水分量が減少したり、皮脂の分泌が低下すると、皮膚の表面が乾燥します。
つまり、これが、「乾燥肌」といわれるタイプで、皮膚のセラミドが減少した状態です。
次に、よく耳にするのが「敏感肌」です。
しかし、驚くべきことに、「敏感肌」というタイプは、医学的には存在せず、「乾燥肌」の症状のひとつと考えられています。
化粧品や物理的な刺激などで、かぶれやアレルギー反応を起こしやすい場合に、「敏感肌」という表現が使われます。
ところが、この敏感症状の原因も、実は乾燥なのです。
肌が乾燥すると、セラミドの量が減少し、保水やバリア機能が衰えてしまいます。
そして、紫外線や細菌、化学物質などが、皮膚の中に侵入するのを許してしまいます。
その結果、俗に「敏感肌」と言われる、かぶれやアレルギー反応などが起こるのです。
このように、セラミドは、肌ととても密接な関係にあり、肌の重要な栄養素として、必要不可欠なものなのです。
表面のカサカサ、皮膚のツッパリ感などは、乾燥肌の初期症状ですが、段々とかゆみが出ることもあります。
さらに、乾燥が激しくなると、白い粉を吹いた状態になることも、少なくありません。
この白い粉は、角質細胞が剥がれ落ちたもので、放っておくと、シワを作る原因になります。
乾燥を防ぐためには、セラミドを補うことが、とても大切なスキンケアです。
セラミドを配合した化粧水などの基礎化粧品で、肌にたっぷりと潤いを与えるように心がけましょう。
また、セラミド配合の入浴剤やシャンプー、石鹸、サプリメントなども市販されています。
体の皮膚全体と、体の内側からも、セラミドを補う工夫をしたいものです。
セラミドが、乾燥肌に一番効果があることがわかりましたね。
化粧品やサプリだけに頼らず、食生活にも、積極的にセラミドを多く取り入れては、いかがでしょうか。
セラミドは、こんにゃくやユズ、大豆、トウモロコシ、米、小麦、ほうれん草などの食べ物に含まれています。
特に、こんにゃくは、米や麦の7〜15倍もの量のセラミドを含有していることが知られています。
生芋を原料とした黒こんにゃくで、おでんや煮物などの、セラミドメニューを食事に取り入れましょう。
セラミドが多く含まれる食材を、毎日の献立に生かすして、乾燥に強い皮膚を作りたいものですね。